SCULPTOR

INTERVIEW

原型師になったキッカケ、理由をお聞かせください。

大学生の時に、仲間を集めてイベントに出たのがキッカケだったと思います。
（今大会に一緒にグループを作った荒木さんが出場していて個人的にかなりエモい。）
子供の頃からおもちゃが好きでしたし、ボトルキャップなどかなり集めていました。大学で彫刻を専攻していたので、卒業後どのように生きていくか考えたときに、もともと好きだったフィギュアの原型師になることに決めました。

今回のキャラクターの選考理由をお聞かせください。

自来也というキャラクターはエロ仙人と親しまれる一方、伝説の三忍と評される実力の持ち主。
ナルトの親のような存在でもあり、師匠でもある。その存在感と人柄が一番好きで、憧れる存在です。
こんなおじさんになりたい！原型師的なまじめなことを言うと、髪や羽織、巻物など構成においてもかなり空間を使えるなと思いました。

今回のご自身の作品において注目してほしい部分はどこになりますか。

普段のどの原型でもそうですが、どの角度から見てもかっこよくなるように、ポージング、情報量の粗密や質感の違い、シルエット、手足の表情、影の落ち方などを意識しています。
今回、顔は左右それぞれから見た時の印象が変わって見えるようにしました。一方から見れば怒り、もう一方から見れば笑顔。そこに自来也のキャラクター性を落とし込めたらなと思いました。
巻物も本物の紙を巻き、原型に使用しています。本物にしか出せない表情や説得力があると思います。